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《海》~ピアノのための19世紀&20世紀のフランス音楽

  • 日程

    2022年11月10日(木)

  • 時間

    19時開演(18時30分開場)

  • 公演名

    《海》~ピアノのための19世紀&20世紀のフランス音楽

  • 詳細

    出演者:ジャンーマリー・コテ(ピアノ) (C)、末高明美(ピアノ) (S)

  • 会場
  • チケット
    ¥3000円(一般) ¥2,500円(学生)
  • 予約

    asuetaka@nifty.com  ☎090-9309-4354

プログラム

  • サン=サーンス アルバムのページ・Op.169 (C)
    Saint Saëns Feuillet d’album
  • ドビュッシー オンディーヌ(C)
    小組曲 (連弾)  (S+C)
    Debussy Ondine Petite Suite  13’
  • サン=サーンス 海の夕べ(編曲JMコテ ピアノソロ版) (C)
    Saint Saëns Soirée en mer (version piano solo par JM cottet)
  • リスト    悲しみのゴンドラ(C)
    Liszt Gondole funèbre
  • フォーレ   即興曲 第1番 Op.25 (C)
    Fauré Premier Impromptu
  • グリーグ   抒情小組曲より(S)  <ちょうちょう /春に寄す /トロルドハウゲンの結婚式>
    Grieg  Lyriske styker  “Butterfly / To the Spring /Wedding-Day at Troldhaugen “
  • ルイ・オベール  航跡Op.27<海岸に>(C)
    Louis Aubert Sillages “Sur le rivage” 7’20
  • 平野真由 Mayu Hirano 航跡 Sillage (2020) (C)
  • グリーグ   ぺール・ギュント組曲(連弾) (S+C)
    <朝 /アニトラの踊り/ぺール・ギュントの遭難/ソルベーグの歌>
    Grieg Peer Gynt Suites Le matin/La danse d’Anitora/Naufrage/Chanson de Solvejg

プロフィール

  • ◆ジャン=マリ・コテ(ピアノ)
    リヨン市立音楽院とジュネーブ音楽院にて学んだ後、パリ国立高等音楽院にてピアノ、室内楽、和声、対 立法、ピアノ伴奏の 5 つのプルミエプリ(一等賞)を授与される。 第 3 課程においてはピアノをジャック・ルビエに、室内楽をジャン・ユボーに師事。 カサドシュコンク ール( クリーブランド 1985), ディノシアニコンクール( ミラノ 1986), クララ・ハスキルコンクール ( ヴヴェ,1987) 等多数の国際コンクールにて受賞。
    さらにマリア・クルシオ, メナヘム・プレスラー, ニキータ・マガロフらの基で研鑽を積んだ後、ヨーロッ パ、アジア、アメリカ、中東等世界各地で演奏活動を行っている。 ソロ演奏の他、エンマ・ジョンソン (クラリネット)、ジェラール・プーレ(ヴァイオリン)、イヴァン・シフォロ (チェロ)、 ジャック・ ルビエ(ピアノ)、ミシェル・アリニョン(クラリネット)らと共演。
    またジュディ・シンとシン・コテのピアノデュオも結成。ラジオ、テレビ、CD の録音も定期的に行っている。 作曲家(18 歳でマルセルジョスト賞を受賞)、コンブル出版のディレクター、” アンサン ブル・クール・シルキュイ” の常任ソリストとしても活躍。現代音楽の新作初演も行う。現在地方音楽院(C RR)の正教授。毎年フランス国内(フレーヌ、ニース、ナンシー)や海外(ヨーロッパ、中東)のマスタークラスで指導。2005 年以降はヴィルダブレ市(パリ西郊外)のコンサート協会の音楽ディレクターを務めている。

 

  • ◆末高明美(ピアノ)
    桐朋学園大学音楽学部で三浦みどり氏に師事。卒業後渡仏し、パリ・エコール・ノルマル音楽院入学、ピアノをジェルメール・ムニエ氏に学び、ディプロマ(教授資格)取得。後ベルギー王立音楽院でジャック・ジャンティー氏にフランス音楽を学び、レパートリーとして確立する。
    1992 年より長野県黒姫童話館にて、親子で楽しむ「童話の森アフタヌーンコンサート」、2002年より俳人小林一茶のふるさと長野県信濃町で、「一茶の俳句コンサート」を開始。
    2007 年CD「水織音MI・O・LI・NE」をリリース(レコード芸術準特選盤)。
    2011年CD 第2弾「フランス音楽と俳句」(レコード芸術準特選盤)を日仏にて同時発売。
    2016年~2019年フランス、ベルギー、イタリア、スイス、フィンランドの音楽院を取材し、月刊「ショパン」に各国「ピアノ教育の今」を連載。
    2021年子供のピアノ導入楽譜、日本語・英語・フランス語 たのしくうたおう「わたしのピアノ練習帳」バージョンアップ版をハンナ社より発売。
    近年はフランス音楽を中心にソロ・室内楽コンサートを行っている。カワイピアノコンクール・日仏文化協会フランスピアノコンクール審査員。
    童話の森HP  douwanomori.jimdo.com

 

  • ◆航跡 (2020)
    クラスターの残響は空間に放たれ官能的で幽霊的な香りの« Sillage » を残す。そのエーテルのごとく軽く空気感のある残り香は互いに絡み合い、蒸気し時 間が吊り上げられたかのような感覚をつくりながら官能的レント( 遅さ) で流動 する音響の海が臨む永遠へ続く地平線へと溶解していく。

 

  • ◆平野真由(作曲)
    2003年東京藝術大学音楽学部楽理科卒業後、ブローニュ・コンセルヴァトワールで、作曲をJean-Luc Hervé、Yan Marez に師事。同年、サセム賞受賞。
    2013 年イルカ ムで客員研究員をする。音楽を時間と空間の彫刻として捉え、また双方スペクトルとして表現されることより音響と光を関連付ける。
    2021 年にイルカムとポンピドゥー・センター国立近代美術館の委嘱により衣笠貞之助監督の「 狂った一頁」 (1926)に同タイトルの作品を作曲。